今回の会議は結婚式、結婚式の料理を選ぶためのものでございます。
結婚式では、新郎新婦も料理を食べることができるのか?
挙式スタイルにもよりますが、普通はあまり食べられません。多くの人から注目を集める中で、綺麗に料理をいただく事はなかなか難しいでしょう。
なんじゃ、それならパンフから適当に結婚式の料理を選んでくれれば良いぞ!
王様、それはなりませんぞ!出席者にとって結婚式の料理は、結婚式の良い悪いを決める重大なポイント!いくらオリジナルウエディングでインパクトがある演出を用意しても、結婚式の料理でコケたら皆様からの評価は急降下!
「料理を制するするものは結婚式を制する」のです。
そうであったか!確かに招待されるものの身になってみれば「料理を良ければ全てよし!」と言うのもうなずけるのじゃ・・・。
では早速、結婚式の料理の傾向をご紹介いたしましょう。
結婚式の料理でもっとも人気があるのは洋食、次いで和洋折衷、和食、中華となっております。ホテルやレストラン、料亭で結婚式を挙げるカップルに人気なのは洋食(フランス料理)で、一般式場や公共会館では「和洋折衷」の人気が高くなっております。また、関東と関西の別では関東では「洋食」が人気で、関西では「和洋折衷」が多いそうです。
ゲストひとりに対してどのくらい必要なのじゃ?
結婚式の料理 の平均単価は17,000円程度です。
会場や地域によって随分違うものじゃな?。各結婚式の料理の特徴はどのようになっておるのじゃ?
それではご紹介させていただきます。
結婚式の料理の比較
結婚式に出席した時に食べてみたい料理を投票してください。
フランス料理
結婚式の料理の定番。特にホテルでは力を入れているところが多く、豪華な雰囲気と相性よくマッチする。料理は次の順番で一皿づつサービスされる。
メニュー構成例:(1)アミューズ(2)オードブル(3)スープ(4)魚料理
(5)お口直し(6)肉料理(7)デザート。サラダ、パン、コーヒー等。

和洋折衷料理
和食と洋食の長所をとって作られたもので、関西では特に人気のメニュー。箸で食べられるのでご年輩にも好評。幅広い年齢に楽しんでいただける。
メニュー構成例:(1)先付(2)前菜(3)お吸い物(4)お造り(5)お凌
(しの)ぎ(6)魚料理(7)肉料理(8)デザート(9)コーヒー
日本料理(会席料理)
結婚式にふさわしい雅やかな雰囲気を堪能できる。お客様が席に着く前にあらかじめテーブルに料理が出されているので会場が華やかに見える。
メニュー構成例:(1)先付(2)前菜(3)お吸い物(4)お造り(5)煮物
(6)焼き物(7)蒸し物(8)揚げ物(9)酢の物(10)ご飯・上椀・香
の物(11)果物(12)甘味
中国料理
大口に盛りつけられた色彩豊かな料理はゴージャスな印象。同じテーブルで結婚式の料理をとりわけて食べるので、和やかな雰囲気が生まれる。
王様
「チョイスメニュー」とはいったい何じゃ?
チョイスメニューとはオードブルからデザートまで各料理、または何点かをサンプルから選んで自由に組み合わせるものです。
なるほど。組み合わせでオリジナルなメニューが出来るワケじゃな?どうも、結婚式の料理というのは実物を見ねばピンとこないのじゃ・・・。
実際の料理を見るならば、ブライダルフェアや試食会へ行かれるのがよいでしょう。ごく普通の平日や日曜日に会場を見学に行っても本物の結婚式の料理にお目にかかる機会はございません。また、パンフレットの写真というのは、照明や背景で大きく印象が異なります。
結婚式の料理を選ぶのなら、実物を見てから・・・といういうわけじゃな?
はい、その通りでございます。実際に結婚式の料理を見学する時のチェックポイントは次の4点です。
結婚式の料理を見学する時のチェックポイント
- 全体の豪華さ
- ボリューム感
- 結婚式ならではのお目出さ(伊勢エビ、鯛、牛肉ステーキなどの定番の素材
の有無)
- 食べやすさ(食事だけに集中せず、披露宴を楽しむよう一口サイズにするなど)
さらに詳しくチェックされるならば、わがマリッジ・キングダムが開発した結婚式の料理チェック・システムをご利用ください。
以下のような問いに答えると、自動採点いたします。
- 料理内容は婚礼にふさわしい見た目の華やかさがある?
- 料理やデザート等にふたりらしい演出を追加できる?
- 新郎・新婦だけの別メニューは可能?
- 婚礼料理は試食できる?
- 実際に婚礼料理を食べた人からの評判は?
- お年よりや子供向けメニューを用意している?
- 若者からご年輩まで幅広い層に喜ばれる内容?
- お客様を満足させるボリューム感がある?
- メインディッシュは、他と比較してインパクトがある?
- ドリンクは「飲み放題」のプランがある?
婚礼料理チェック(ホテル・式場編)
婚礼料理チェック(レストラン編)
広告
なるほど、これで完璧じゃ!
豪華でボリューム感があり、おいしそうな料理を探すのじゃ!
王様、パンフレットやフェアの会場では、前菜からデザートまで全部の結婚式の料理を並べています。しかし、実際の披露宴では一品一品テーブルの上に置かれていくので、単品としての魅力度や流れの中でのメリハリもお考えください。料理が出てきて「これでもメイン?」とゲストが驚くようなメインディッシュは絶対におすすめできません。
レストランウェディングのチェック項目では、サービスが重要なポイントになっているようですが?
「熱い料理は熱いうちに、冷たい料理は冷たいうちに」というのが大原則です。披露宴・パーティでは会場の全員にできるだけタイムラグが生じないよう一度に料理を出さなければなりません。
なかなか料理が出てこなければ、みんな落ち着かないわけじゃな?
通常のレストラン業務では、5人のお客様が来れば5人分を作ってサービスします。しかし数十人に対して一度に出すとなれば、瞬間的に対応できる設備と人員が必要となるわけです。
やはりお料理は皆様に喜んでいただきたいですものね。
そうです。招待客のリストを参考に料理選びをされるのも良いでしょう。若い人が多いならば、オシャレなフランス料理もいいですが、量を重視したブッフェ形式という手もありますぞ。また、ご年輩の方が多いなら、質を重視した会席料理、和洋折衷が喜ばれるでしょう。
王様に申し上げます。結婚式の当日に、新郎新婦がほとんど料理を食べることができないならば、ふたり分をキャンセルされてはいかがでしょうか?約3万5千円ほどの節約になりますよ。
そんなことができるのか?
はい、希望があればもちろん可能です。しかし、それでは逆にゲストの方が気まずい思いをされること。メインテーブルに座られるのであれば、料理ナシというのも考えものですな。
次は婚礼料理を美味しく演出するためのアイデアをご紹介いたします。
おいおい、いくら段取良家老といえど、それはやりすぎじゃ!
餅は餅屋、料理は料理人に任せておけばよいのじゃ!
王様、もちろんでございます。何も料理そのものに我々が手を加えようというのではありません。シェフに作っていただいた料理を皆様に美味しく食べていただけるよう、工夫を凝らすのでございます。
そんなウラワザが本当にあるのか?
はい、おまかせくださいませ。まず簡単なところからご紹介させていただきます。最近では結婚式の料理への期待感が高まるよう「席札」や「席次表」にメニューを入れるカップルが増えております。
確かにメニューを入れれば結婚式の料理への期待も高まるであろうが・・・。
もちろん、それだけではまだ在り来たりです。そこはおふたりのオリジナルウェディングのテーマと連動させるのです。
テーマに合った料理を作って貰うワケじゃな・・・。
全てのメニューを合わせることは難しいですが、一品だけなら協力してもらえるかも知れません。まず、テーマを設定して、それをどのような形で料理に反映できるのかをシェフと相談です。
例えばどんなことが可能なのじゃ?
テーマカラーがあれば、カクテルやデザートのソースにその色を使ってもらうことができるでしょう。また、星や動物などモノがテーマであれば食材をその形に切ってもらう、またアクセントにテーマに関連するアイテムを添えてもらうこともできるでしょう。
うまく結婚式テーマを結婚式の料理に生かしてもらえるじゃろうか?
ノッてくれるかどうかは相手によりますが、うまく行けばオリジナルウェディングのポイントはうなぎ上りです。
「料理にまでふたりのこだわりが!」とゲストの皆様を驚かせることに成功するでしょう。
その他に、これは有名な方の場合に限りますが、シェフのプロフィール紹介、一言コメント、サインなどを入れられることもございます。
場合によっては、披露宴に登場していただき、口頭で料理の紹介をしていただくケースも・・・。
なるほど、シェフの「うんちく」を聞けば結婚式の料理の味も上げるというわけじゃ!ぜひ、お願いしてみようぞ!!!
シェフが無理なら、ソムリエにお願いしてワインについて話してもらうことも可能でしょう。
また、サービススタッフにローストビーフをワゴンサービスしてもらう手もございます。
美味しい気分も急上昇ですぞ!
話しを聞いているだけで、だんだん腹が減ってきたぞ!
さらに、会場に屋台を設置し、できたてホヤホヤの「お寿司」「天ぷら」「おそば」などを食べてもらえば、年配の方も喜ばれますぞ!
それならばゲストも大喜び!お祭り気分でワッショイ!ワッショイじゃ!
デザートブッフェ、フルーツコーナーなどを用意いたしますと、女性からのウケがいいですぞ!
ぜひ「鉄板焼き」のミニ・ステーキも設置いたしましょう。
キャー!王様、ステーキー!と大モテ!そこで出会いの予感。
新たな恋の予感が・・・。
当日は王様の結婚式ですぞ!
そうじゃったのじゃ・・・。
料理
結婚式の王道