わしらのスイートホームは、いつ頃から準備を始めれば良いのじゃ?
ご新居の賃貸物件探しは挙式の半年前からが適当でしょう。
まず、場所を決めてから物件のチェック。そして契約となります。遅くとも挙式の1カ月前までには生活をはじめられるよう段取るのがベストです。なにせ、挙式間近ではいろいろ慌ただしくなって参りますので・・・。
新婚の家探しのスケジュール
挙式6カ月〜4カ月前
情報収集(雑誌やチラシなどから希望の場所・価格・間取りなどイメージを決定)
挙式2〜3カ月前
希望地域の不動産などを訪れ、実際に物件の下見を行う。気に入った物件があれば契約。
挙式1ヶ月前
家具・電化製品の購入。ガス・電気・水道・電話など準備。引っ越し。
どんなところから考えれば良いのじゃ?
まずは周辺の環境からです。共働きならば、駅かバス停に近い場所が良いでしょう。また、すぐにお子さまが欲しいのであれば、保育園や幼稚園が近い場所を選ぶべきです。
周囲にスーパー、コンビニ、銀行、郵便局、公園などがあるかも重要で、無理のない通勤圏内であることは言う間でもありません。
不動産会社へ行く前に決めておくべきこと
- 場所(○○沿線、通勤時間が○分以内など)
- 間取り(2DK 、3LDKなど)
- 家賃 ※一般には収入の3分の1以下
- 入居希望予定日
賃貸物件:見学前のチェックリスト16
次はいよいよ楽しい物件探しじゃな!
まずは、賃貸マガジンで・・・何やら意味不明な言葉が多いぞ!「コーポ」に「ハイツ」「マンション」・・・。これらはどのように違うのじゃ?
「コーポ」「ハイツ」は、主に軽量鉄骨の建築物で、「マンション」は鉄筋コンクリート造りの物件でございます。このほか最近では庭付きの「テラスハウス」、一戸建てと同じように1階と2階が使える集合住宅の「メゾネット」などもございます。
2LDK と2DKではどこが違うのじゃ?
LDKはリビングとダイニングがつながっている部屋。例えば2LDK だと2部屋+リビングと台所が一緒になった部屋が1部屋。2DKの場合は2部屋+台所というふうになります。
支払うお金についても謎が多いぞ?
「保証金」「手付金」「敷金」とな?
最初に良い物件を見つけたら、不動産会社に「手付け金」を支払って他の人に借りられないようにキープします。
不動産会社と契約時に必要なのは「敷金」「礼金」「仲介手数料」です。「敷金」(保証金)は部屋の損害等に対して借り主が貸し主に預けるお金です。こちらは引っ越しの時にリフォームなどの目的で使用するお金「敷引」を差し引いて返金されます。
敷金と礼金
- 関東の例:礼金=家賃の2〜3カ月分、敷金=2〜3カ月分
- 関西の例:保証金6〜10カ月
- 「礼金」は新しく入居するための入居料。挨拶料として支払うので返金されません。
- 「仲介手数料」は物件の紹介料として不動産会社に支払うお金です。(家賃1カ月分相当)また、火災などに備えての「保険料」が強制であることも多いようです
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入居後は「家賃」「駐車場代」のほか廊下や階段、エレベーター等の清掃・点検などを行う「管理費・共益費」が必要です。
契約更新時(通常は2〜3年後)に更新料として家賃1カ月分が必要な場合もあります。
新しく家、アパート、マンションを借りた場合の入居時の費用は全国平均で57万円となっております。
とりあえず手付け金を払えば、ワシの好きな物件を押さえられるのじゃな?
実はこの手付け金ですが、あやふやなところがありまして・・・例えば支払っていても100%物件をキープできない場合があります。またキャンセルをして他社の物件に決めた場合、返金されないことがございます。
バカもん!それでは、全く手付けの意味がないではないか!!はい、王様のおっしゃる通りでございます。このような事態にならない為にも不動産会社選びは慎重に行わねばなりません。
そのとおりです。信用できる不動産会社を見つけるのが第一歩ですぞ。
まずは電話をかけて印象をチェックされてみてはいかがでしょう?そこで対応が悪いようなら、王様が足をはこばれるまでもございません。
電話では情報誌に載っている物件が「あります」と言っておきつつ、実際に行くと「今、売れました」という昔ながらの悪徳商法もありますので、そのような業者からは早めに退散した方がよいでしょう。
まさに、けしからん業者じゃ!成敗してくれるぞっ。
相手を吟味するのは、当方ばかりではございません。事前に「入居者審査」というものがあり、借主が信頼できる人物か?家賃の支払い能力はあるか?などを不動産会社と大家が審査するのでございます。
先日ワシはハデな格好で入国審査を通過できず、エライ目にあったばかりじゃ。
不動産会社へ行く時も服装は重要です。また言葉遣いも偉そうな感じにならないようにご注意ください。思いどおりに行かないからといって、決して癇癪を起こしてはなりませんぞ。
ところで、鳩のマークのついた看板のある不動産会社は何じゃ?
鳩のマークの目印は(社)全国宅地建物取引業協会連合会加盟店、(社)全国宅地建物取引業保証協会の加盟店鋪です。
不動産は専門用語が多いのですので、物件探しに必要な情報を「用語集」にまとめておきました。
賃貸情報の間取り図などでは、L (リビング)、UB(ユニットバス)、RC (鉄筋)など記号が使われていることもありますので、そちらもまとめてございます。
新居探しのミニ用語辞典
いよいよ物件選びじゃ!早速、遣いのモノを出して下見をさせるのじゃ!
王様、たかが下見と侮ってはなりませんぞ。実際にふたりで現地に行かれて物件を吟味されるのが得策です。
先ほどの条件だけでは不足なのか?
モチロンでございます。下記のチェックポイントをご覧ください。
不動産物件のチェックポイント
- 入居可能日:
- 契約期間:( )年
- 所在地:( )
- 新築・ 築( )年
- 間取り:( )LDK DK
- 周辺環境:( )駅・バス停から徒歩○○分
- 生活圏内の利便性
スーパー、ショッピングセンターなどの有無
騒音・悪臭・日照を遮る建築物などの有無
- 建物/敷地内の夜間照明・エレベーターの防犯窓などの有無
- 設備:オートロック、共同受信アンテナ、エアコンなどの有無
- 収納:クローゼット・押入の収納など
- 玄関:広さ・玄関とリビングの間の段差など
- キッチン:広さ・きれいさ、収納、窓などの有無
- バス・トイレ:バスタブの大きさ、追い炊き可能かどうかなど
- 窓:部屋の明るさ、風通しの良さ、網戸などの有無
- ベランダ:方位、洗濯物を干すアームなどの有無
- 駐車場、自転車置き場の有無( )台まで
- 防音:壁や階上、階下の音の響き具合など
- 万一の時の避難経路など
詳しくは「賃貸物件:見学時のチェックリスト71」にまとめておりますので下見のときは、こちらをご持参ください。
賃貸物件:見学時のチェックリスト71
すごいチェック項目じゃな?
先ほども申しましたが、特に「周辺環境」は気づきにくいこともあり重要ですぞ。まずは不動産会社で住宅地図を見せてもらい、周辺環境を知るのが良いでしょう。
気に入った物件が見つかった場合は、近所の人に聞き込みをしてみるのもよいでしょう。できれば平日、休日の昼と夜に・・・。
本当にそこまでせねば、ならんのか?
環境が良いので借りた新築高級アパートの駐車場が、夜は暴走族の集会場だったという話もありますぞ・・・。
いよいよ契約となると、何をどうすれば良いのじゃ?
契約書の内容をじっくりお確かめください。特に以下の事項は重要です。
契約書の確認事項
- 契約期間はいつまでか?
- 契約の更新は可能か?費用は?
- 禁止事項は?
- 敷引きの内容は?(保証金はどのくらい返却される?)
契約には以下のものをご持参ください。
契約書の確認事項
- 本人の住民票(市区町村役場へ)
- 本人の印鑑証明(市区町村役場へ)
- 保証人の印鑑証明
- 本人の印鑑
- 現金(敷金・礼金、家賃、不動産手数料など)
- 保証人が署名・押印書類
そして、いよいよ入居準備じゃ。
引越の時に必要な手続きはこちらで紹介しております。
新生活の王道(婚姻届ほか諸手続編)
結婚式の王道