「結婚する相手は彼でいいの?」と不安が押し寄せるマリッジブルーは、突然にやってきます。
不安に襲われる期間は、結婚準備を始めてから結婚式の直前まで。
プロポーズをされてからゴールインまで最も幸せを感じられる時期に、なぜ自らの決心を否定するような不安な心理になるのでしょうか?
その理由として多い例が「相手の嫌なことばかりが目につくようになった」という気づきです。
結婚式という人生の一大イベントを前にして主体的に関わらない彼を、頼りないと感じたり、何気ない彼からの一言に傷ついてしまうのです。
そのほかに、お金の使い方や整理整頓などの日常習慣、人に対するマナーや環境への意識の違いから不信感が生まれることがあります。マリッジブルーがひどくなると、相手とのボディタッチや会話を避けて、会いたくないと思い詰めるようになってしまいます。
このようなマリッジブルーにならないためには、婚約する前に相手の嫌なところに目を背けず、彼の一部として知って受け入れておくべきでした。
既に婚約中の場合に気をつけたいことは、すぐに彼を変えようとしないことです。
「彼でいいの?」と不安に思える理由は、どれも長い時間をかけて彼の一部となっているものです。
それをあなたが正しいと思う方へ急転換させることは、相手にとって大きな負担となり反発を招きます。
無理強いをすれば、彼もあなたの嫌な面を見たと認識します。
そして、それに気づいたあなたは自己嫌悪に陥り、マリッジブルーの泥沼にはまってしまいます。
そうならないためには、とりあえず今は、相手の気になるところは目をつぶって、結婚の幸せなところだけを満喫するように努めましょう。
今、彼の気になっているとことろは、結婚後には全く気にならなくなる場合もあります。
どうしても直して欲しいところは、時間をかけてあなたが正しいと思う方向へ導いていきましょう。
マリッジブルー サポーター
めでたい.com WebMaster
小野原 秀一
ティー(2020/9/18)
6月にお見合いをして、8月には親への挨拶、9月に両家顔合わせ、11月に挙式、12月に入籍予定です。住む場所はまだ決まっておらず、別居婚の予定です。
29歳から婚活をはじめ、なかなか良い縁に恵まれず、34歳でようやく話が進みました。
家族、親戚が医師家系であったため、私はほぼ無職。家事手伝い、という今どき珍しい、世間ではお嬢様といわれる部類です。
医師や旧家の方等とのお見合いを何度もしましたが、上手くいかず、今回ごく普通の家庭の会社員の方とお見合いをしたところ、先方に気に入って頂けたようで、私がNoと言わなかったため、話があっという間に進んでいきました。
今になって、本当にこの人でいいのか、と悩むようになりました。
初めは何でも受け入れる懐の深い方だと思っていたのですが、段々、無知がゆえ、何も知らないから何でも受け入れているんだと知りました。
実家と比べ、世帯年収は10分の1以下になりますし、金銭感覚や育ってきた環境も違うのに、彼の「5万くらいいいじゃん」という発言や、「貯金はあるんだし、好きなドレス選べばいいじゃん」、「アパート借りるのもったいないから家建てればいいじゃん」という発言ひとことひとことが気になって仕方ありません。
彼は、私と恋愛がしたいようで、私の過去が知りたい、と、私の名前をネットで検索したり、SNSで私の関係等を探すようになりました。ストーカーみたいで怖いので、知りたいことがあれば直接聞いて欲しい、と伝えたのですが、「普通の会話をしている中で、そんな取り調べのようなことは聞けない。そっちが一緒に住む前からそんな一線引いて、予防線張るようなことをされたら、信用出来ない。そんなに隠したい過去があるなんて。」とキレられました。
そんな喧嘩をしている最中、私が卵巣嚢腫の手術をすることが決まったのですが、そのことを伝えると、
「本当は手術のことを気遣ったり優しい言葉をかけたいけど今はできない。頭が冷めるまで連絡できない。」
と言われました。
その1週間後、ウエディングプランナーさんとの打ち合わせの為、会ったのですが、車内でも喧嘩となり、打ち合わせやドレスの試着も全然楽しい気持ちにならず...。
帰りの車内で、本当に結婚をすすめていいのか、確認すると、彼の方は、好きだから結婚したい、というのです。
私は、「出会って10回くらいしか会ったことないし、好きとは言えないが、嫌いではない、というレベル。温度差があってつらい」、と伝えました。
日々の連絡は、LINEを義務のように私から「お仕事お疲れ様、おやすみなさい」と送るだけで、会話に発展すると喧嘩になり...。
週末のみ、プランナーさんに会うため、彼にも会うという...結婚しなきゃいけない、業務的に日々過ごす、という感じです。
5年以上婚活をしてきたので、この話を断った所でもうこんな話がすすむような出会いはない、と思いますし、子どもを産むには、これがラストチャンスと思っているのですが...結婚ってこんなものなのでしょうか?
学歴、生活レベル、金銭感覚、何もかもが違うことが段々気になり、考え出せば考え出すほど、不安で食欲もなく、夜も眠れないです。
友達に愚痴を聞いてもらってもダメ、彼に本音を言えば喧嘩となる、親にはなかなか話せないです。
それでも、マリッジブルーの解消法が知りたいです。
ティーさん、こんにちは。
マリッジーブルーでは「彼のことは大好きだけど、自信がなくて不安」という人が多いが、ティーさんのケースは違うようじゃ。
客観的に見ると、彼との関係がうまくいっていないように思う。
本来は、好きな人と結婚するものじゃが、結婚するために相手を好きになろうとして、不信感が増している感があるようじゃ。
ティーさんにとって彼の最大の価値は「私を好きでいてくれること」ではないかな?
自分のことをネットで探られたり、大事な手術の時に優しくしてもらえなかったことで、「ずっと私を好きでいてくれる」という支えが揺らいでいるように思う。
もっとも、そう思うのも無理はない。
夫婦でも互いに踏み込むべきでないプライバシーはあるし、あからさまに相手の過去を探るような真似は品がない。
また、婚約者が苦しい時は、何時でも無条件でいたわるべきが、喧嘩を理由に「今はできない」とは何事か!
相手を「好き」という気持ちは、やがて冷めてゆく。
その後に夫婦を支えるのはお互いの信頼で、深い信頼関係を「愛」という。
ティーさんは、彼や結婚後のことを「無知」「世帯年収は10分の1以下」「発言ひとことひとことが気になる」「好きとは言えない」「学歴、生活レベル、金銭感覚、何もかもが違う」と書かれているが、
今後、それらのことを彼の前で言葉や態度に出さない自信はあるかな?
それが相手に伝われば「私を好きでいてくれる」の彼の気持ちは、急速に冷めるかもしれん。
すると、そこに何が残るじゃろうか?
山道で道に迷った時はどうする?
いったん来た道を戻って考えるのが正解で、無理をして先に進めば遭難のリスクが高まる。
「もう、結婚の機会がないかもしれない」。
その気持は分かるが、結婚して子どもを育てることだけが幸せではない。
世間体などを気にして、焦って人生を無駄にすることもない。
ここに書かれていないことで、彼に良い面が多くあれば、それに越したことはないと思う。
それらを支えにやって行けそうなら先へ進めばいいんじゃ。
そうであることを願っておるよ(^^)
ティー(2020/10/19)
先日は丁寧なご返信ありがとうございました。
まさにその通り、という言葉が多く、胸に突き刺さりました。
親世代は、お見合い結婚なんて、好きとか感情じゃなくて、するものだ、結婚してしまえば、どうにかなる、というのですが...。
私が理想としていた結婚は、やはり、好きな人と共に過ごす、というものだったので、それと余りにもかけ離れているから、余計不安になるのかも、と思うようになりました。
彼の最大の価値、についても、考えてみたのですが...
子どもが欲しいから結婚したいと思えても、彼とずっと過ごしたい、とは思えず...。
好きという気持ちは、冷めていく、と、私も思うのですが、はじめから冷めている場合は...そのうち何かしらの情がうまれるものなのでしょうか。
結婚の準備をするだけでも、つらくて、ドレス選びすら楽しめず、彼がタキシードを着た姿を見ただけで、血の気が引いてしまい、その場で泣いてしまったくらいなのですが...。
ウエディングプランナーさんや、一緒にいた母は、「マリッジブルーだから」というのですが、本当にそれがマリッジブルーなのか、もよく分からなくなりました。
結婚の機会がないかもしれない、もう子どもは産めないかもしれない、という不安ももちろんあるのですが、今はその不安よりも、結婚することに対する不安の方が大きく、結婚のことを考えるだけで、精神的におかしくなってしまいそうで、涙が毎日とまらなくなってしまいました。
入院と手術も、今考えたら、逃げたかったからこのタイミングで手術を受けてしまったのかな、と思うほどです。
退院してもう2週間近く経ちますが、なんだかんだ理由をつけて、彼に会うことを拒否してしまっています。
かなり素っ気ない態度をとったため、彼の方から11月の挙式も、12月の入籍も、延期にしたい、との申し出があり、それに対して、すこしほっとしてしまいました。
それでも、周囲の人生の先輩達には、「マリッジブルーだから。いつかこの闇は晴れるから。結婚しないことを決めるより、結婚しなかった事を考えてみて」と言われます。
彼と誠心誠意向き合うべきなのか、結婚を諦めるのか、悩んでしまいます...。
ティーさん、こんにちは。
手術は無事に終わったようじゃな。
入院中は、彼からの思いやりを感じることができたかな?
喧嘩をして「気遣ったり優しい言葉をかけたいけど今はできない」と言っていた彼じゃが、
思い直して、ティーさんに優しく接してくれれば良いと思っておったよ。
じゃが、挙式と入籍の延期の話が出て、二人の距離はますます遠くなっている感じじゃなぁ。。。
彼と誠心誠意向き合うべきなのか、結婚を諦めるのか、悩んでしまいます
その選択をすべき時が、迫っているようじゃな。
親世代の「結婚してどうにかなる」というのは、無理にすればできる(可能)という意味で、「幸せになる」のとは違うと思う。
それに対して
私が理想としていた結婚は、やはり、好きな人と共に過ごす、というもの...
というティーさんの思いは、まさに「幸せになる」ということじゃな。
はじめから冷めている場合は...そのうち何かしらの情がうまれるものなのでしょうか。
そういうことも有りうるかもしれんが、大事なのは一般的な事例よりも、ティーさんが今、そこに希望感じているかどうかじゃないかな?
希望が感じられるなら、彼と誠心誠意向き合ってみるのもいいじゃろう。
もし、希望が感じられずに、彼との結婚を諦めてしまう場合は、こんなふうに考えるといい。
彼や結婚のことを考えると、自分にしか聞こえない「ベルの音」が頭の中で鳴り響いて苦しくなる。
聞こえないフリをしようとすると、「ベルの音」はますます大音量になる。
この「ベルの音」は、マリッジブルーなんかじゃない。
また、自分を苦しめるために鳴っているんじゃない。
これは、自分の心の中から発せされた警告音かもしれない。
誤った道に進もうとしていることを知らせ、自分を守ってくれるサインかもしれない。
もし、そんなふうに感じられたなら、自分自身の心の声に耳を傾けて、それに従えばいい。
そして、人の言葉やいろんな何かに流されずに、自分で決断できたことを誇りに思い、自信にすればいい。
それから新しい自分になって、ふさわしい相手を探せばいい。
ラストチャンスだと決めつけて諦めそうだった自分を超えて、また最初から始めればいい。
幸運を祈る(^^)/