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結婚式のまとめ
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花嫁の手紙
花嫁の手紙の書き出しはシンプルに
内容
- ゲストへの断りは必要?
- ゲストへの断りをシンプルにする3つの理由
- シンプルな書き出しの文例
- ゲストへの断りを省略した書き出し
- 父と母の呼び方を伝える
ゲストへの断りは必要?
花嫁の手紙の書き出しは「お父さん、お母さんへ...」で始まるのが定番でしたが、最近ではゲストへの断りから読み始めるのが主流です。
書き出しにゲストへの断りを入れることで結婚式にふさわしいフォーマル感を演出することができます。
一方で「新婦から両親へ感謝の気持ちを伝えるのに、わざわざ壁のようなものを作る必要があるのだろうか?」と疑問を感じます。
私が「花嫁の手紙 添削」を担当するお客様へは、次のような理由で冒頭の挨拶はシンプルにするようにお勧めしています。
ゲストへの断りをシンプルにする3つの理由
- 1.新郎新婦で結婚式の謝辞を行う場合は、内容がかぶってしまう。
- 2.新郎一人で謝辞を行う場合も、新婦が先に挨拶をすることで新郎謝辞の印象が薄れる。
- 3.心温まる両親への手紙なのに、書き出しから堅苦しい雰囲気になる。
それでは実際に堅苦しさを感じる書き出しの例をご紹介しましょう。
本日はお忙しい中、私たちの結婚式へご列席いただきましたことを心から感謝申し上げます。私ごとでございますが、この場をお借りして私を育ててくれた両親へ感謝の気持ちを伝えることをお許し下さい。
いかがですか?
現代の
結婚式で花嫁が自分の両親への感謝の言葉を伝えるのに「この場をお借りして」「お許し下さい」は大仰すぎると思いませんか?
私などは封建社会に逆戻りしたような印象を受けてしまします。
例えばこんな感じです。
家来「ご家老様、宴の席にて花嫁が自分の両親へ挨拶をしたいと申しております。」
家老「なに?花嫁が挨拶じゃと?小賢しいことを!おなごは静かにうつむいて座っておればよい!」
花嫁「恐れながら、この場をお借りして、今まで私を育ててくれた両親へひと言だけ、お礼がしとうございます」
家老「何を申すか、無礼者!そのようなもの、興が醒めるわ!」
花嫁「どうか、ひと言でかまいません。ひと言だけでもお許しください。。。」
ちょっとオーバー過ぎましたね。。。
けれども、実はこの
「お許し下さい」の文例が、最も多く花嫁の手紙に使われているんです。
ですから私は、毎度のように赤ペンを入れて手紙の内容にふさわしい書き出しにするように提案しています。
さて、それではシンプルなゲストへの断りの文例をご紹介しましょう。
今日の日を迎えることができたのも、両親や家族、そして皆様のおかげと感謝しています。
お父さん、お母さん、そしてこんなに多くの皆様に祝福していただけることを、心から幸せに思います。
もう少し丁寧な書き出しは次のようになります。
本日はわたしたちの結婚披露宴にお集まりくださり、ありがとうございます。今日この時を迎えることができたのも、今まで見守ってくださった皆様のおかげと感謝しています。
この後で「そして一番近くで私のことを見守ってくれた両親へ感謝の気持ちを伝えたい」というふうに繋げれば、違和感なく花嫁の手紙の本文に入ることが出来ます。
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ゲストへの断りを省略した書き出し
花嫁の手紙の冒頭の挨拶を省略することのメリットは、ストレートに両親へのメッセージに入ることができることです。
派手なアクションシーンから始まる映画や、サビの部分から始まる歌などと同じように「いきなり本題」は、ゲストを惹きつけます。
次のように書き出しを演出するのもおすすめです。
お父さん、お母さん、今日の日を迎えられた喜びで、今、胸がいっぱいです。
お父さん、お母さん、◯年間、大事に育ててくれてありがとう。
父と母の呼び方を伝える
花嫁の手紙では、お父さん、お母さん、父、母、パパ、ママ、という両親の呼び方が一般的ですが、「かっちゃん」「みっちゃん」などの相性で呼ばれる花嫁もおられます。
その場合は書き出しの部分で、次のような言葉でゲストに紹介しておくとよいでしょう。
本来は父、母と呼ぶべきところですが、今までの感謝を気持ちを込めて、普段通りに父を「かっちゃん」、母を「みっちゃん」と呼ばせてください。
いかがでしたか?書き出しのイメージが実感できましたか?
もしよろしければ、花嫁の手紙の文例集にも一覧がありますので、そちらを御覧ください。
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花嫁の手紙の書き方(目次)