結婚式場の見積表にある「6つ切り」「4つ切り」というのは、サイズのこと?
「6つ切り」は203×254mm、「4つ切り」は「253×305mm」の写真サイズです。
「ワイド6つ切り」は203×305mm、「ワイド4つ切り」は、253×364mmです。
6つ切りとは、フィルムで現像していた時代の印画紙(感光材料を塗布した用紙)の大全紙(508×610mm)を6つに分割した大きさのことで、4つ切りはこれを4つに分割したものです。
分割する数が少ないほど1枚あたりが大きいため、「4つ切り」は「6つ切り」よりも大きいのです。
結婚式では何の写真に使われる?
結婚式場の記念写真の「4つ切り」で代表的なのは、親族の集合写真です。
新郎新婦を中心に両家の家族、親族が揃って大人数になるため、一人ひとりの顔が見えやすいように大きい写真を式場から勧められます。
おめでたい結婚式の写真は、昔からご近所の人や知人にもお披露目されたものですが、現代ではそのような機会も減って、集合写真でも額額に入れて飾るような大きな「4つ切り」よりは、保管のしやすい「6つ切り」が選ばれるようになりました。
パックプランの見積もりでは「6切写真3ポーズ」などと記載されており、これは新郎新婦の記念写真が3種類撮影できるという意味です。新郎新婦の和装、新郎新婦洋装、新婦洋装(1人)から選ぶのが一般的です。
6つ切りの写真は「台紙」と呼ばれる厚めの冊子に挟まれており、この台紙を含んだ焼き増し料は、1点が1万円以上であることも珍しくありません。 全国に展開する写真のチェーン店で、6つ切りの写真を複製した場合の価格は、1枚につき1,000円弱でした。台紙も様々な種類が販売されており、ネットや専門店で購入できる(@300円〜500円)ので、式場の専用台紙にこだわりがなければ、複製したほうがお得です。
絹目写真の問題
記念写真は複製できないようにするため、表面に小さな凹凸がある絹目写真で仕上げられているのが一般的です。
絹目写真を複製しようとすると凹凸が目立つことがあるので、可能であればデジタルデータをカメラマンから受け取ってプリントするのが良いでしょう。
著作権の問題
結婚式場でプロに撮影してもらった写真の著作権はカメラマンにあるとされ、無断複製はモラルに反する行為です。記念写真を複製するときには、撮影者の許可を得てから行いましょう。